モノを捨てるということ
我が家はスッキリ暮らすことを目指していますが、
ひとつ気を付けていることがあります。
それは、モノを捨てる際には心無く捨てないということ。
壊れたものはまず修理してみる。
使い切る。
捨てる前に「別の使い方ができないかどうか」を試してみる。
誰かに使ってもらえないか聞いてみる。
リサイクルショップで引き取ってもらえるものは持っていく。
捨てる場合には必ず「今までありがとう」と声に出す。
以前はこれができていませんでした。
もちろん、思い入れのあるものや高価なものに関してはしてきましたが
そうでないものに関してはバンバン捨てることを
何とも思わずにしていた時期がありました。
ですが、捨ててしまった罪悪感が残るのです。
それでも、家を綺麗に保つため、続けていました。
ところが、息子が3歳くらいのとき、「これもういらないから捨てる~」と
まだ使えそうなおもちゃや作ったばかりの折り紙を持ってきたのです。
息子はそのおもちゃや折り紙を誰かに買ってもらったことを忘れ
繰り返し使うこともせずに「ただ飽きただけ」で捨てようとしている。
私が捨てるのは「ただ飽きただけ」ではないですが
これは普段の自分の行いそのものだ、とハッとしました。
罪悪感はモノを大切にしていないからだったんだ。
子どもは親の行いや姿勢をよく見ています。
子どもに見せたい親の姿でありたいものです。
そんなことがあって、捨てるのは最後の最後。
息子も今は破れた靴下を持ってきて
「これ好きだからなおして~」と言うようになりました。
身ぎれいにしてほしくもあるので、ある程度までで
あとは掃除に使って捨てましたが。
今は子どものためだけじゃなく
そうやって正しく生きていると思うことで、
自分を大切にできていると感じます。